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不動産営業ってしんどいって聞くけど、実際どうやったん?
噂通りのブラック業界だった。
あなたが不動産営業という職業にどのようなイメージを抱いているのか。
ノルマがきつくて、残業時間も半端ないブラックなんじゃないの?
という悪いイメージを抱く人と、その一方で
学歴不問で、成果さえ出せばめっちゃ稼げる一発逆転ができるんじゃないの?
というワンチャン年収何千万円を稼げるという良いイメージを抱く人がいるだろう。
そこで、実際に新築マンションの営業マンとして働いた俺が、不動産営業の希望と現実を余すことなく語っていく。
こんな人は読んでくれ
不動産営業に就職したい!転職したい!と思っている、そこのあなた
実際にやっていた業務
ブラックブラックって言うけど、大げさなんじゃない?
黙れ。新築マンションの営業マンは、日々地獄にあっている。
モデルルームの開店準備(AM9時)
ブラックと言われる不動産営業だが、意外にも朝は遅い。
9時から戦場となるマンションのモデルルームに出勤し、客がいつ来てもおもてなしができるように開店準備をする。
不動産営業は個人のお客が相手なので、朝は普通の会社と同じぐらいなことが多い。
ここから、地獄の1日が始まる。
商談(AM10時)
商談は一瞬も気が抜けない。上司の目が鬼になる。
客に対して商談するだけなら、俺は好きだし簡単だ。でも、それが一気に難易度が跳ね上がる要因がある。
そう、商談の途中でバックヤードに戻って上司に途中経過を報告しないといけない。これが地獄。不動産営業の世界に優しい上司など99%いない。
ここで上司が満足行く商談ができていなければ、たとえ商談中で客を待たせているにも関わらず、バックヤードで罵声の嵐を食らう。
そして意気消沈なんて言葉では生ぬるいほど生気を失った状態で、再び客との商談に戻る。
つかの間の昼ごはん(PM3時)
つかの間の休憩!!なんてことはない。休憩などない。
商談を2件ほどしたあとは、ようやく一段落するので、昼飯を食べてホット一息。なんて時間は訪れない。一番下っ端は昼飯を食べていても、ワンコールで必ず電話に出ないと殺される。
そしてのんびり1時間昼ごはんを食べようものなら、なぜか刺されるような視線がくるので10分で食べ終える。
地獄のビラ宅配へ(PM4時)
真夏の炎天下のビラ宅配は、死ぬ。
あなたは大人になってから真夏にチャリンコに乗って、1日1,000枚のビラ宅配をしたことがあるだろうか。
学生時代に戻って部活でもやっているのかと錯覚する。そして、このビラ宅配が終わらないと退勤できないので、スピーディーに手当たりしだいに配っていく。
俺は配りきれなくて、何度か公園に穴を掘ってビラを埋めたことがある。これは普通に捨てるよりもバレないのでオススメである。
事務処理(PM9時)
ビラ配りで体力がなくなった後、居心地の悪いモデルルームに戻る。
商談の内容や客の個人情報などをひたすらデータ化して入力していく。ここから眠くなってくる。疲れがピークに達する。
まだ、ここまでは意味のある業務なのでいいのだが、最後に意味のない日報をびっしりと書いてメールで送る。本当にくだらない。
退勤(PM11時)
ようやく1日が終わる。
上司たちが帰った後、モデルルームの戸締まりをして退勤する。もちろん残業代など出ない。給料はマンションを売る以外に増やす方法はない。
そして大体家に帰る頃には0時ごろになり、無感情で飯を食べて残りの体力を振り絞ってシャワーを浴びて泥のように寝る。
不動産営業マンの1日
- モデルルームの開店準備(AM9時)
- 商談(AM10時)
- つかの間の昼ごはん(PM3時)
- 地獄のビラ宅配へ(PM4時)
- 事務処理(PM9時)
- 退勤(PM11時)
全不動産営業マンが殺されるブラックの要素
きつそうなのは分かったけど、お前の会社だけじゃないの?
黙れ。全国の不動産営業会社がブラックだと思う点をまとめてみたから見てみろ。
ブラック要素1:長時間労働が常態化
これは不動産営業の登竜門。当たり前。
超大手の一握りのホワイトな不動産会社を覗いて、その他99%の不動産会社は当たり前に1日12時間くらいは働いている。それを超えるのも珍しい話ではない。
ブラック要素2:暴言の嵐が常態化
上司はほぼ人格が崩壊しているので、真顔で死ねとか言ってくる。
役立たず
死ねよ
ホンマに殺すぞ
お前頭おかしいんか
俺が怒られている途中に言われた暴言たちの一部を紹介した。これは氷山の一角であり、まだまだ底が知れないのが怖い。
明らかに異常だが、当時はこれが普通だと思っていた。
ブラック要素3:客の都合に振り回される
客は神様。どんなクズでも家を買ってくれるなら奴隷となる。
不動産は単価がどんな業界の商材よりも高い。それゆえ、売ったときのインセンティブがデカイので見込み客は、犯罪者であろうと神様と化す。
だから、定休日である火水にしか都合が合わないと言われれば、当然出勤するし仕事終わりの夜10時からしか空いていないと言われれば、残業を決め込む。
不動産営業のブラック要素
- 長時間労働が常態化
- 暴言の嵐が常態化
- 客の都合に振り回される
不動産営業の数少ないメリット
そんなブラックなら誰も働かないんじゃない?
離職率は高い。しかし、一部の人間からは人気がある。
業界が続いているのには必ず理由がある。ブラック業界の中に、光り輝くメリットがあるので紹介する。
メリット1:売れれば年収何千万円も可能
トップセールスの上司の年収は1,500万円を超えていた。
極めるととんでもなく稼げる。売れない者は去り、売れる者は残り続ける。弱肉強食を一番体験できる業界と言っていいだろう。
会社員でありながら、ほとんどフリーランスのようなものである。
メリット2:学歴不問
高卒がスタンダード。中には中卒もいた。
離職率が高すぎて、常に人手不足なので学歴フィルターをかけている場合ではないこともあり、間口はとにかく広い。
そして学歴がない人ほど、ここ以外でやっていけないという背水の陣の覚悟が感じ取れるので、活躍している人が多い印象だった。
メリット3:神の営業力が身につく
不動産を売れれば、何でも売れる。
「家は一生の買い物」なんてことをよく聞くと思う。不動産は人生を揺るがすとてつもない大きな買い物だと言うことだ。
そんな不動産を売るためには、とてつもない営業力が必要となる。だからこそ、不動産営業のトップ営業マンはどこに転職しても、ある程度成功できてしまう。
不動産営業のメリット
- 売れれば年収何千万円も可能
- 学歴不問
- 神の営業力が身につく
これが不動産営業のリアル
やっぱり噂通りしんどそう。。
普通のサラリーマンでは続けることすら難しい。
不動産営業は、おおよそあなたのイメージ通りだ。
不動産営業、広告代理店、人材の3業界で働いた俺は「もう二度と働きたくない業界は?」と聞かれれば、間違いなく不動産営業だと答える。
だからこそ、あなたには生半可な気持ちで不動産営業には行かないでほしい。確実にすぐに辞めることになる。