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【決定版】ブラック企業の見極め方26選!求人票〜面接で見極める超具体的ノウハウ

絶対にブラック企業に入社したくないので、ブラック企業の特徴を教えて!ブラック企業を見破りたい。


こんな要望に答えていく。

本記事の内容

※クリックすると、気になる項目までページ内移動ができるぞ。

本記事の信頼性

本記事を書いている俺は、実際に新卒半年でブラック不動産会社を退職無職2ヶ月経験→ホワイトなWeb広告代理店に入社。現在は残業10時間以内の転職エージェント・サイト会社のSEO・Web広告運用の担当として従事。


あなたはブラック企業で働いたことがあるだろうか?

俺はある。月残業80時間以上、毎日怒鳴られる環境で働くのが辛くなり、新卒半年で不動産営業を辞めてしまい、俺の人生設計が崩壊した。

  • ブラック企業を駆逐するため
  • ブラック企業の被害者を減らすため


世直しのために今回はブラック企業の特徴を洗い出して、この記事を読んでくれたあなたにはブラック企業から逃れてホワイト企業に行ってほしい。

ブラック企業をこの世から駆逐するための1歩として、この記事を読んでくれ。

ブラック企業の定義とは?

そもそもどこからがブラック企業なの?

はっきりと定義されていないので境目がない。


「ブラック企業」という言葉が有名になってから長い年月が経った。しかし、一言にブラック企業と言ってもどこからがブラックなのかを説明できる人は一人としていない。

それもそのはず、厚生労働省でさえブラック企業を明確に定義しているわけではない。あくまでも「ブラック企業の特徴」として掲げているのが下記の3点だ。

  1. 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  2. 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  3. このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

※参考:厚生労働省『労働条件に関する総合情報サイト


要するにブラック企業とは

  1. 長時間労働
  2. ノルマが厳しい
  3. 年収が低い
  4. パワハラ・セクハラなどが横行

この4つの条件が合わさった時にブラック企業と厚生労働省はやんわりと定義づけている。

しかし、これらを見分けるための方法ははっきりしていないからこそ、ブラック企業を実際に経験した俺がブラック企業の特徴を話していく。


ブラック企業の特徴26選

ブラック企業って見分けられるものなの?

100%見分けられないが、ある程度予想することはできる。


【求人票編】ブラック企業の特徴14選

実際の求人票を例にして超具体的に解説するぞ。

ブラック企業チェックリスト14個

  1. 給与が高すぎ・幅が広い
  2. スキルよりやる気アピール
  3. 仕事内容が具体的に書かれていない
  4. 頻繁に求人が出ている
  5. アットホームな職場
  6. 若手活躍
  7. 残業時間についての明記がない
  8. 年間休日が少ない(105日とか)
  9. 週休2日制
  10. 未経験歓迎・学歴不問・など応募条件がゆるい
  11. 独自の福利厚生がある
  12. 固定残業制
  13. 写真がギラギラしている
  14. なぞの手当がある

この14個の特徴の内、6つ以上当てはまっていれば、ほぼ確実にブラック企業と言っていい。

今からそれぞれを解説していく。


1.給料が高すぎる・幅が広い

リクナビNEXTから引用

上記の求人票のように、未経験入社&1年目&22歳でありながら年収690万円の実績がある会社は100%ブラック企業だ。

「金を稼ぐことが全て。人生を仕事に捧げます。」という相当な覚悟がない限り、あなたはこの会社で成果を出すことはできないだろう。


成果を出せても長時間労働は避けられないし、成果を出せなければ死ぬほど罵倒されてメンタルが崩壊して結局辞めることになる。

悪いことは言わない。辞めとけ。


2.スキルよりやる気アピール

リクナビNEXTから引用


上記の求人票のように、「未経験者歓迎!向上心のある方、やる気のある方歓迎!」と謳うものは実際に多い。

しかし、基本的に下記のどちらかの場合であることがほとんどである。

  1. シンプルに給料が安い
  2. 誰も来ないから応募の間口を広げているだけ


未経験者なのでシンプルに給料が安いだけならまだいいが、誰も応募してこないほどのブラック企業であった場合は、あなたは転落ルートを辿ることとなる。

一度ブラック企業に入ると、なかなか抜け出せなくなるから最新の注意を払え。


3.仕事内容が具体的に書かれていない

この場合、専門的なスキルや経験が身につくことはなく、社内でしか役に立たない雑用全般をさせられることとなる。

その会社でしか役に立たないスキルを身に着けてもあなたの市場価値は変わらないので、オススメしない。

どんな仕事をさせられるか分からないことほど怖いものはない。


4.頻繁に求人が出ている

頻繁に求人が出ているということは、下記の2点が考えられる。

  • 人がすぐに辞める(離職率が高い)
  • 求人を出しても応募が来ない(不人気な職業)


こんな会社に入ってしまえば、どうせ会社を辞める事となるのは目に見えているため、「頻繁に求人が出ている」ところも要チェックだ。

しかし、頻繁に求人が出ているかどうかは、定期的に転職サイトを見ておかないとわからないため、多少の労力がかかるのが難点だ。

ホワイト企業は人が辞めないので、そんなに求人を出さない。


5.アットホームな職場

リクナビNEXTから引用


アットホームな職場=他にアピールするところがない職場


ということだ。ホワイト大企業が

  • 福利厚生
  • 給料
  • 残業時間
  • 有給取得率


などの労働環境や条件でアピールしているところ、ブラック企業は「アットホームな職場」という数値で表せないところでしかアピールできない。

それ故に「アットホームな職場」はブラック企業であるかどうかを判断する材料になる。

たまに本当にアットホームな良い会社があるから全てに当てはまるわけではない。


6.若手活躍

リクナビNEXTから引用

若手活躍=中間管理職がいないため教育環境が整っていない

と認識してもらっていい。

「若手活躍」はパッと見よさげな感じがするのだが、色んな会社を見てきて社会経験が豊富な中間管理職がごっそりいないということは、やばい会社だという何よりの証拠だ。

若手はまだ社会経験が少ないので騙せるが、経験豊富な中年層は騙せない。


7.残業時間についての明記がない

リクナビNEXTから引用


上記の求人票のように、残業時間について明記していない会社はほぼ間違いなく残業をさせてくる。

残業がないことをアピールするなら「基本残業なし」と書くより「月残業10時間以内」と書いたほうが、よっぽど説得力がある。

しかし、

具体的な数字で残業時間を書けない=実際は残業している


ということの何よりの証拠だ。裏では数字がつかないサービス残業の嵐が巻き起こっているのだ。

地獄を見たくなかったら、平均残業時間は入社前に絶対に聞いておいたほうがいい。


8.年間休日が少ない(105日とか)

リクナビNEXTから引用


これはもはや解説するまでもないのだが、年間休日が少ないと当然ブラック企業である。

俺は年間休日110日の会社で働いたことがあるが、それでも相当きつかっので年間休日105日は考えられないレベルだ。

下に一般的な年間休日の内訳をまとめたので、これ見てどれだけ年間休日が欲しいか考えて欲しい。

年間休日 内訳
125日以上 カレンダー通りの休日(祝日含む)+夏季休暇か年末年始に5日間ほど連休あり
120日 カレンダー通りの休日(祝日含む)
110日 完全週休2日制だが祝日出社+年末年始に5日間連休あり
105日 完全週休2日制のみ(労基の最低ライン)

 

超大企業のリクルートは年間休日140日もある。羨ましい。


9.週休2日制

リクナビNEXTから引用


「週休2日制」と聞くと1週間に2日休めるから普通じゃね?と思うかもしれないが、実はそうではない。

ここで「週休2日制」と「完全週休2日制」の違いは下の画像のとおりだ。


要するに

  • 週休2日制:必ず週2日休めるわけでない。
  • 完全週休2日制:必ず週2日休める。

「週休2日制」と「完全週休2日制」では、天と地の差があるのだ。


10.未経験歓迎・学歴不問・など応募条件がゆるい

リクナビNEXTから引用

「未経験者歓迎・学歴不問」を謳う求人は実は多い。たしかに若手をまっさらな状態で一から育てたいというホワイト企業もあるので、一概にブラック企業だとは言えない。

しかし、間口を広めている企業のほとんどが下記のような理由から、間口を広めざるを得ない状態になっている。

  • 人がすぐに辞めてしまい、人手不足である
  • そもそも応募が来ない

 

間口が広い求人はほぼ確実に「給料が低い」or「ブラック企業」だ。


11.独自の福利厚生がある

よくわからない独自の福利厚生を推している場合は、一番欲しい住宅補助などの福利厚生がないことが多い。

  • ダイエット手当
  • 失恋・離婚休暇
  • サーフィン休暇
  • ズル休み休暇


という「使うタイミングがなさそう」×「少額しかもらえなさそう」という糞の役にも立たない福利厚生を推していたらヤバい。

社員に何も還元するつもりがないと宣言しているようなものだ。

12.固定残業制

リクナビNEXTから引用

ブラック企業は固定残業制を取り入れることで、パッと見の給料を高く見せて、それに釣られたバカどもを釣りまくるというロジックだ。

俺が新卒で入った会社も、月30万円もらえたが固定残業45時間が入っていたので、ほとんど残業代が出なかった。

13.写真がギラギラしている

リクナビNEXTから引用


これはあくまで一例だが、求人の写真にこのようなギラギラしているものを使っていると、ブラック企業である確率は高くなる。

平均年収1,200万円などと掲げているが、実態は伴わないのがほとんどなので決して騙せれてはいけない。


ここまではっきりしていると、合う合わないを判断できるのでありがたいとも言える。


14.なぞの手当がある

リクナビNEXTから引用


このように詳細が記載されていない謎の一律手当がある。手当が多いと基本給が低くなる。

基本給が基準となる残業代や賞与などに影響し、万が一、手当がカットされた場合は大幅な給与ダウンになってしまう可能性がある。

そのため、基本給が低いと感じている人は、転職や副業などで収入を上げたり、生活費を見直して支出を抑えたりして、万が一のときに備えておくことをおすすめする。

謎の手当の割合が高いと非常に危険なので注意してくれ。


【面接編】ブラック企業の特徴7選

面接からは生の情報を拾えるので、ブラック企業化を見抜く大チャンスだ。心してかかってくれ。

ブラック企業チェックリスト7個

  1. 面接官の態度が悪い
  2. 社内の雰囲気が悪い
  3. 即日内定が出るor面接が1回
  4. 精神論を主張してくる
  5. 面接時間が異常に短い
  6. 面接で個人的な質問が多い
  7. オフィスが汚い

このうち、1つでも当てはまれば、ブラック企業である可能性は極めて高い。


1.面接官の態度が悪い

面接官が、面接中に高圧的な態度で臨んでいる場合は、入社後も同様の態度で接してくる恐れがある。

面接官の態度が高圧的なケースでは、圧迫面接を行っている可能性もある。(圧迫面接とは、わざと高圧的な態度を取り、応募者のストレス耐性をチェックする面接)

仮に圧迫面接であったとしても、ストレス耐性を見られているということは、入社後もストレスがたまりやすい企業だと言えるので、どのみちブラック企業だと判断していい。

俺の体験談

実際に俺が新卒で入った会社も、圧迫気味の面接だった。案の定ブラック企業だった。


2.社内の雰囲気が悪い

大半のブラック企業は、社内の雰囲気がよくない。面接時に会社へ出向いた際、何となく居心地が悪いと感じたら、できる範囲でしっかりと観察してみてくれ。

社内の雰囲気を見破るポイント

  • オフィスの廊下ですれ違う社員が挨拶してくるか
  • 受付の対応が良いか


この2点が当てはまらなければ、ブラック企業である可能性は高い。俺の経験上、ホワイト大企業は社員の質が高いため、確実に上の2点はクリアしてくる。

社員の質=会社の質」だと思ってくれ。


3.即日内定が出るor面接が1回

ブラック企業は即日内定を出すし、面接も1回で済まして、よっぽどヤバいやつじゃない限りは採用する。その理由は下記の2点だ。

  • 離職率が高いため、常に人員不足
  • 労働条件が良くないため、人が応募してこない


即日内定が出たり、面接が1回だけだったら99%ブラック企業なので、仮に内定が出たとしても絶対に内定辞退しよう。

ホワイト企業ほど慎重に採用を行う。普通は面接1回なんかで即日内定は出さない。


4.精神論を主張してくる

面接官が精神論のみを主張してくる会社は要注意だ。根性ややる気と言ったワードが過度に出る場合は社員に強要している可能性しかない。

根性ややる気がダメなわけではないが、それをわざわざ面接で言うということがヤバいのだ。


俺の体験談

新卒の時にゴリゴリの体育会系と名高いオープンハウスの面接を受けたが、根性論と圧迫面接のオンパレードだった。


5.面接時間が異常に短い

ブラック企業は下記の2つの理由から、面接時間が短くなる傾向にある。

  • 離職率が高いため、人がすぐに辞める。
  • 募集してもあまり人が応募してこないため、全員と面接する。


離職率が高いため、人がすぐに辞める

ブラック企業は、気づけば人が辞めている。俺が働いていたブラック企業では、入社して1週間で辞めてしまっても社員全員が何事もなかったかのように過ごしている。

人がすぐに辞めることが日常になっているため、特に話題にもならないのだ。


募集してもあまり人が応募してこないため、全員と面接する


ブラック企業はライトハウス転職会議などの企業の口コミサイトに退職していった社員がボロクソに批評されまくっているため、求人を出しても正常な人は寄り付かない。応募してくるのは

  • 口コミサイトを見ない情弱
  • 会社を選べる立場ではない短期離職者


ぐらいだろう。だからこそ、応募してきた人は逃さまいと形だけの書類選考をして全員面接をする。

こんなことをしているからブラック企業の採用担当は忙しいのだ。


6.面接で個人的な質問が多い

これは何故か全くわからないのだが、俺の経験上ブラック企業であればあるほど、面接で個人的な質問をされることが多くなる。

厚生労働省が、公正な採用選考を実施する目的で、就職差別につながる質問を面接時にしないよう企業に求めているにも関わらずだ。

過去に俺がブラック企業の面接でされた個人的な質問を下記にまとめたので参考にしてほしい。

個人的な質問

  • 親は何の仕事をしているの?
  • 彼女はいるの?
  • 将来結婚はするつもりなの?


7.オフィスが汚い

共用部が汚いことも、多くのブラック企業の共通点だ。

受付やトイレなど外部の人から見られる場所が汚ければ、その企業に『自社の印象をよくしよう』という意識がないことが露呈している。

清掃員を雇っていないヤバいオフィスビルに入らないといかないといけないぐらい会社がヤバい可能性すらある。


そもそも汚いオフィスで働きたくないよな。


【データ編】ブラック企業の特徴5選

求人票や面接以外からのデータでもブラック企業か否かを調べることは可能だ。

ブラック企業チェックリスト5個

  1. 口コミサイトの評価が悪い
  2. 就職四季報での離職率が高い
  3. ブラック企業リストに入っている
  4. 採用人数が異常に多い
  5. 会社のHPが古い、またはない


1.口コミサイトの評価が悪い

ライトハウス転職会議などの企業で働いていた社員が、下記のような項目で会社を評価して好き放題に口コミを書く企業版の食べログのような口コミサイトがある。

評価項目

  • 年収
  • 労働環境(残業時間など)
  • 社風
  • 福利厚生
  • 事業の強み


このような口コミサイトで、5段階評価中で3を下回るようなら、ブラック企業である確率がグッと高まる。

あくまで個人的な意見が書かれているため、口コミサイトに書いてあることを全て鵜呑みにしてはダメだが、実際にその会社で働いた先人たちの意見なのである程度参考にするべき。

俺の体験談

すでに3社経験したが、口コミに書いてあることの80%は当たっていた。口コミの評価はかなり信用できる。

2.就職四季報での離職率が高い


就職四季報とは、

東洋経済新聞社から発行されている就活生向けの書籍で、就活生がおさえておきたい企業の基本情報が網羅されているものだ。

就職四季報(総合版)には、大手企業約1,300社もの企業情報が掲載されており、就活を有利に進めるために役立てている就活生は多く、俺も実際に使っていた。

本の中身には、下記の画像のように、

  • 平均年収
  • 有給取得率
  • 3年後離職率
  • 選考の流れ・通過率

などなど、入社を決めるのに非常に重要なデータが正確に記載されているためかなり信用できる。


3.ブラック企業リストに入っている

ブラック企業リストとは、厚生労働の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」のことで、 過去に労働基準関係法令に違反をした企業がリスト化されている。

下記の画像のように違反した法令の種類や内容についても記載されているため、詳細まで確認可能だ。

ブラック企業リストから引用



このリストに入っているようじゃ、ほぼ確実にブラック企業と思っていいため、必ず見てほしい。

ブラック企業リストはこちら

4.採用人数が異常に多い

大企業の新卒採用の人数が多いのは普通なことだ。しかし、ブラック企業は辞める前提で採用をするので、意味わからんほど新卒を採用をする傾向にある。

それもそこまで大きくない中小企業で大量に採用するので、

  • ろくな教育環境がない
  • 給料が低い

のは当たり前なのだ。これがブラック企業たる所以である。

5.会社のHPが古い、またはない

ブラック企業は、下記の2つの理由からHPを古いままにして放置している傾向がある。

  • 潤沢な資金がないのでHP改修をする余裕がない
  • 採用の重要性を分かっていないのでHPの見栄えを気にしない


求人に応募するときは、必ずその会社のHPを見るのでそのHPが古いとブラック企業である確率は跳ね上がる。

もっとひどいのは、そもそもHPすらないケースだ。

HPがない=ブラック企業

と思ってもらっていい。


ブラック企業が多い業界の特徴2選

ブラック企業が多い業界に特徴があるの?

ある。ブラック企業になるべくしてなっている。


ブラック企業が多い業界の特徴は下記の2点だ。

  1. 労働集約型
  2. Btoc


下記で、それぞれの特徴に当てはまる業界について説明していく。

1.労働集約型

労働集約型産業とは事業活動を営む上で、労働力に対する依存度が高いことで、接客応対を中心とするサービス業に多く見られる。要するに

人力でどうにかして利益を上げる働き方

と言うことだ。

例えば下のような業界が該当する。

労働集約型の業界

  • 漁業・農業などの一次産業全般
  • サービス業
  • 流通業
  • 製造・制作会社など


労働集約型がブラック企業になりやすい理由


労働集約型は「人力でどうにかして利益を上げるような働き方」と言ったように、マンパワーでごり押せるため、ブラックになりやすい。

例えば、

  • 漁業→1人より2人の方がより多く魚を捕ることができる。
  • 営業→1人より2人の方がより多くの顧客と商談できる。

このように、労働がものをいうような業界・職種なのでブラック企業になりやすい。


2.BtoC業界

BtoC業界とは、企業が一般の消費者に対してサービスを提供する業界のことで、よく間違われるBtoB業界は、企業が企業に対してサービスを提供する業界だ。BtoC業界の例は下記にまとめた。

BtoC業界

  • 保険を売る生命保険業界
  • 家を売る不動産業界
  • 服を売るアパレル業界
  • 車を売るディーラー業界
  • 小売業界


BtoC業界がブラック企業になりやすい理由

BtoC業界がブラック企業になりやすい理由は4つある。

  • クレームやトラブル対応が多すぎる
  • 土日祝日に休めない
  • そもそも労働集約型である


1.クレームやトラブル対応が多すぎる

BtoC業界は一般消費者を相手にものやサービスを売るため、クレームやトラブルは非常に多い。理由は簡単で

  1. 顧客単価が低いから、客層の民度も低い
  2. BtoBより圧倒的に客数が多い


民度の低い客が多ければ、クレームやトラブルが増えるのは簡単にイメージできるよな。


2.土日祝日に休めない

企業を相手にするBtoB業界の一般的なサラリーマンとは違い、一般の人を相手にするBtoC業界では、土日祝日が稼ぎ時なので土日祝日の出勤は避けられない。

とうぜん祝日出勤した振替の休みがあるわけがないので、年間休日は少なくなる。よってBtoB業界の会社よりもブラックになりやすい。

3.そもそも労働集約型である

BtoC業界は、先程ブラックになりやすいと説明した「労働集約型」になってしまう。BtoCは一般の人を相手にするため、接客を避けられない。

接客においては、AIではまだ完璧に対応できない領域だし、今後も完全にAIのみではできない領域なので人が労働することが必要とされる。


ブラック企業が多い業界8選

じゃあ、具体的にどの業界がブラックなの?

今からブラック企業が多い業界を8つ紹介する。


今から紹介する業界はブラックになりやすいため、「どうしてもこの仕事がしたい!」と志を持っていない限り、就職することを断固としてオススメしない。

  1. 塾・教育業界
  2. 生命保険業界
  3. 投資用マンション販売業界
  4. 証券業界
  5. 飲食業界
  6. アパレル業界
  7. 旅行代理店業界
  8. 古くからある中小オーナー企業

1.塾・教育業界

塾の講師や教室長などは、下記のように業務が多岐に分かるため、激務化しやすい。

  • 両親への営業や対応
  • 生徒への講義
  • 店舗管理


更に、塾で働いた人は、次のような業界の闇について話している。


塾・教育業界の闇

  • 長時間労働が常態化している(定時上がりはない)
  • 残業が多いのに残業代が1年も出なかった
  • 謎の雑用が多い(悪い意味での便利屋)
  • 昇給が無かった(30代まではまともな昇給はない)


詳しくは、他のサイトでわかりやすく解説されてあったので下に貼っておく↓

詳細はこちら

2.生命保険業界

生命保険業界は、下記期のようにとにかく営業がキツいという理由からブラックと言われることが多い。

  • 営業のノルマのために、家族や友人に営業しなければならない
  • 最初は既存の客がいないので、新規開拓しないといけない
  • 客が損をする商材を売らなければならない


更に、生命保険業界で働いた人は、次のような業界の闇について話している。

生命保険業界の闇

  • 交通費やお礼、差し入れなどが自腹
  • 3年目から年収が下がる
  • ノルマ達成が過酷すぎる
  • スキルアップが望めない

詳しくは他のサイトでわかりやすく解説されてあったので、下に貼っておく↓

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3.投資用マンション販売業界

投資用マンション販売業界も下記のように営業ノルマがキツくて有名で、年収は高いが病んでしまう人が多い。

  • 日々、新規開拓をしなければならない
  • 結果が出なければ怒鳴られる、休日出勤は当たり前


投資用マンション販売業界の闇

  • 詐欺扱いされることは日常茶飯事
  • 上司からの圧力がヤバいすぎる
  • 一生架電して、一生ビラ配りの毎日

詳しくは他のサイトでわかりやすく解説されてあったので、下に貼っておく↓

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4.証券業界

証券業界の中でも、リテールセールスと呼ばれる、中小企業の社長や個人投資家に対して株や債券を販売する営業が、下記のようなドブ営業でブラックだと言われる。

  • 証券を買ってもらうために、客へゴマをすりまくる
  • 証券の動きは絶対に予測できないため、下がった時に客から怒鳴られる


更に、証券業界で働いた人は、次のような業界の闇について話している。

証券業界の闇

  • 体育会系ノリが激しい、人間のふりをしたゴリラが多い
  • 客の奴隷となり、飼い犬のような扱いをされる
  • 株が下がったときは、殺されそうになった

面白かった記事があったのでよかったら見てみて↓

【体験談】就活生にはおすすめできないブラック業界ランキングTOP3

5.飲食業界

飲食店は、長時間労働の割に給料が少ない典型的なブラック業界である。

  • 長時間労働の上に給料が少ない
  • 年間休日が少ない
  • 深夜まで働くことも多い


更に、飲食業界で働いた人は、次のような業界の闇について話している。

飲食業界の闇

  • 酔っぱらい客に絡まれてダルい
  • 激務×薄給の代表例。まじで報われない

詳しくは他のサイトでわかりやすく解説されてあったので、下に貼っておく↓

詳細はこちら

6.アパレル業界

アパレル業界も飲食業界と似たように店舗型のため、下記の理由からブラック業界になりやすい。

  • 休みが少ないかつ労働時間が長い
  • 給料が低い


更に、アパレル業界で働いた人は、次のような業界の闇について話している。

アパレル業界の闇

  • 店舗の売上が未達だった場合、社員が商品を買って売上補填をすることもある
  • 立ち仕事で足がむくみまくる

詳しくは他のサイトでわかりやすく解説されてあったので、下に貼っておく↓

詳細はこちら


7.旅行代理店業界

旅行代理店は旅行プランを斡旋することによる少ない手数料)で稼いでいるため、薄利多売になるケースが多く、下の理由によりブラックになりやすい。

※手数料の相場は旅行費用の20%。→5万円の旅行を斡旋しても1万円しか儲からない。

  • 薄利多売により、給料が低い
  • BtoC業界のため長時間労働になりがち

更に、旅行代理店業界で働いた人は、次のような業界の闇について話している。

旅行代理店業界の闇

  • 今はほとんどネットで申し込むから仕事がなくなってきたから将来が不安
  • 大学生のサークル旅行の案件を獲得するために、年下にゴマすりした

旅行代理店のリアルについて面白い記事を見つけたので、下のやつも読んでみて↓

詳細はこちら

【特別枠】古くからある中小オーナー企業

これは業界括りではないのだが、古くからある中小企業は下の理由からブラックになりやすい。

  • 「残業が正義」と古い考えを持っている社長が多い
  • 上場をしていないため、社長の意見が絶対[/st-mybox]

更に、古くからある中小オーナー企業で働いた人は、次のような業界の闇について話している。

古くからある中小オーナー企業の闇

  • 社長の一声で全てが決定する
  • 社長の一声で給料が決まる
  • その社長がクソ

要するに、社長に気に入られるかどうかで全てが決まると言うことだ。


【番外編】ホワイト企業の特徴4選

ブラック企業のことはよくわかった。今度はホワイト企業の特徴が知りたい!

ホワイト企業は口コミサイトから見つけるしかない。

ホワイト企業の特徴

  • 離職率が低い
  • 有給が取りやすい
  • 休みが多い&残業が少ない&給料がそこそこ高い
  • 社員が楽しそうに働いている

これらの情報を知るためには、下記のサイトや情報誌を見るしかない。


俺が最も信頼している情報は口コミサイトの評価が3.5以上か否かということだ。

これが3.5以上だと、まぁほぼほぼホワイト企業だと思っていい。(例外はあるぞ)

そして、大企業はホワイト企業の割合が高いのも事実なので、結論大企業に入れ。


ブラック企業に入社した時の対処法

ブラック企業に入ってしまったときはどうしたらいいの?

転職しろ。それしかない。


転職しよう。20代のうちはまだ拾ってくれる会社がある。会社を辞めて転職するしか道はない。一刻も早くブラック企業から抜け出すことを最優先に考えるのだ。

ただ、面接での退職理由を自責にする。面接はライアーゲームなので嘘で塗り固めるのだ。

退職理由を嘘で塗り固める方法は、下記の記事で詳細に解説しているので見て欲しい↓

【ライアーゲーム】面接が嘘つき大会となるのは必然【嘘の実績作成方法も大公開】


ブラック企業が悪いとも限らない

ブラック企業に絶対に入りたくないな。。

ブラック企業は基本的にダメだが、意外にも良い面もある。笑


俺は新卒で

  • 月残業80時間以上
  • 毎日上司に怒鳴られる
  • 残業代はほぼ出ない



のブラック不動産営業会社で働いていたので、ブラック企業のゴミさは嫌というほど知っているのだが、ブラック企業で働いたからこそ、ブラック企業で働くメリットを感じたから下にまとめた。

 

ブラック企業で働くメリット

  1. ホワイト企業で働いた時に異常に楽に感じる
  2. 業務スピードが異常に早くなる
  3. 精神的にタフになる
  4. 小さなことでも幸せに感じられる


意外にも、ブラック企業から得られる恩恵は多い。詳細は俺の体験ベースで下記の記事で解説している。

暴露】元ブラック企業社員が語るブラック企業のメリット10選【2023年】


【結論】ブラック企業から抜け出すには転職しかない

いくらブラック企業の特徴を知ったところで、ブラック企業に入るときは入ってしまう。

そんなときは「転職」しかない。それ以外の逃げ道はない。ただし、そもそもブラック企業に入ってしまうやつは言葉を選ばず言うと

  • 低学歴のザコ
  • 短期離職者のザコ
  • 無職上がりのザコ
  • 何のスキルもないザコ


なんだ。そう、低学歴以外は過去の俺だ。そんなゴミスペックの人は、ゴミスペックの会社すなわちブラック企業にしか選ばれない。

そんな人がブラック企業から抜け出すには、どうしても頭を使って工夫してステップアップしないといけない。そこで実際に俺が行った

  • ブラック企業を短期離職⇨ゆるふわホワイト企業に転職した具体的な方法
  • その時に使った転職サイト・エージェント

を下の記事で詳しく解説しているので、

  • 残業多いし、給料安い環境から抜け出したい人
  • ホワイト企業に転職して、彼氏/彼女を作ってプライベートを充実させたい人
  • 「仕事が辛い・死にたい」⇨「仕事ダルいけどまぁいいか」に変えたい人

は、下記の記事を読んで転職活動を励んでくれ。

【20代向け】短期離職者にオススメの転職エージェント・サイト7選【2023年版】

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ブラック信長

Web広告代理店←人材会社でWeb担当←Web広告代理店←不動産営業 27歳 / 社会人3年間で3回転職→職歴ボロボロでも年収320万円→450万円へUpした「逃げ転職」ノウハウを発信中。Youtubeでも転職動画を配信中。

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