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今からブラック企業で働くんだけど、ブラック企業で働くメリットを知ってメンタルを保ちたい!
こんな要望にお答えてしていく。
本記事の内容
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本記事の信頼性
本記事を書いている俺は、実際に新卒半年でブラック不動産会社を退職→無職2ヶ月経験→ホワイトなWeb広告代理店に入社。現在は残業10時間以内の転職エージェント・サイト会社のSEO・Web広告運用の担当として従事。
- 「ブラック企業はヤバい」
- 「ブラック企業は全てなくなるべきだ」
- 「ブラック企業はゴミだ。滅んでほしい」
ブラック企業に対して上のような感情を99%の人は持っている。俺もブラック企業のせいで人生設計が大きく狂った経験があるので、ブラック企業をエグいほど恨んでいるし滅んでほしいと思っている。
しかし、みんなに嫌われているブラック企業にもメリットが確かに存在する。
今回は、そんな一般の考えでは到底共感できない「ブラック企業のメリット」について元ブラック不動産営業会社員の俺が実体験ベースで話していく。
ブラック企業の定義
「ブラック企業」という言葉が有名になってから長い年月が経った。しかし、一言にブラック企業と言ってもどこからがブラックなのかを説明できる人は一人としていない。
それもそのはず、厚生労働省でさえブラック企業を明確に定義しているわけではない。あくまでも「ブラック企業の特徴」として掲げているのが下記の3点だ。
- 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
- 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
- このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
※参考:厚生労働省『労働条件に関する総合情報サイト』
要するにブラック企業とは
- 長時間労働
- ノルマが厳しい
- 年収が低い
- パワハラ・セクハラなどが横行
この4つの条件が合わさった時にブラック企業と厚生労働省はやんわりと定義づけている。
もっとブラック企業の特徴を知りたいと思う人は、下の記事でブラック企業の特徴26個を解説しているのでよければ見てほしい。
【決定版】ブラック企業の見極め方26選!求人票〜面接で見極める超具体的ノウハウ
俺が働いていたブラック不動産営業会社の詳細
俺は新卒でブラック不動産会社の営業部に配属されて
- 月残業80時間以上
- 毎日怒鳴られる
- 年間休日は110日(祝日はフル出社)
というようなブラック味を含んだ環境で、終電まで働いていて、ストレスから血尿が出て退職を決意した。
のブラック企業で働いた体験談は下記の記事で詳しく説明しているので、暇があれば読んでみてくれ。
【実体験】不動産営業というブラック業界で新卒で働いてみた結果
ブラック企業のメリット10選
本当にブラック企業のメリットなんてあるの?
疑う気持ちはよく分かるが、実際に働いてメリットはあった。
ブラック企業のメリット10選
- 精神的にタフになる
- 肉体的にもタフになる
- 業務をさばくスピードが上がる
- 強烈な体験談がネタになる
- 当たり前のことに感謝できる
- 小さなことが幸せに感じる
- 度胸がつく
- 意外といい人が多い
- 理不尽なことに耐えられる
- 遊ぶ時間がないからお金が貯まる
ブラック企業にメリットが10個もあるのかと疑っているところだと思うので、1つずつ解説していくぞ。
1.精神的にタフになる
ブラック企業では長時間労働を避けられない。月の残業時間と体感は下記にまとめたので、参考にして欲しい。
月残業時間と体感 | |
0時間 | 定時で退勤できるので、プライベートが充実する。 |
20時間 | まだまだ余裕。プライベートは謳歌できる。 |
40時間 | 自炊をやめて外食が増えだす。 |
60時間 | 平日のプライベートタイムがなくなり、余裕がなくなってくる。 |
80時間 | 完全に余裕が消える。 |
100時間 | 「人生=仕事」となる。 |
120時間 | 休日出勤が発生しだす。俺の最高記録。 |
120時間以上 | 未知の領域。生きている意味を見失う。 |
俺は月平均残業時間が80時間くらいだったので、人生から余裕が完全に消え失せていた。しかも当時は新卒だったので、なおさら余裕などなかった。
しかし、この残業地獄で精神力が鍛え上げられた結果、今はゆるゆるホワイト企業で働いているのだが、正直チョロすぎてチョロQである。
さらに、少々ミスをしてもデスクを蹴られて怒鳴らることはないので、本当にチョロい。
ブラック企業は間違いなく悪だが、新卒で地獄のような環境で働く経験ができて良かったと今では思っている。
俺の体験談
確かに精神的にタフになったが、ストレスで血尿が出たときは精神崩壊の一歩手前だったので、マジで辛かったら早めに辞める決断はして欲しい。
2.肉体的にもタフになる
ブラック企業は残業が多いので、終電間近まで働くことがデフォルトとなっている。定時を過ぎてからが本当のスタートなのである。
それ故に、労働時間の基準がバグり、仕事に対する体力が尋常じゃないほどに鍛え上げられる。
その結果、ホワイト企業の労働時間では疲れない肉体を手に入れられる。
「仕事に対する体力の向上」
これこそが、ブラック企業の恩恵である。
俺の体験談
ホワイト企業に転職してから、今は体力を持て余しているのでジムで筋トレが趣味になり仕事終わりに通いつめるほどとなった。
3.業務をさばくスピードが上がる
ブラック企業は一人あたりが抱える業務量が尋常じゃないから死ぬほど残業する。
その尋常じゃない業務を何も考えずに対応していると、もっと残業が増えるため、当時の俺はいかに効率化するかを常に考えざるを得なかった。
その結果
- キーボードのショートカットキー
- Excelの関数、ショートカットキー
- ルーティン業務のテンプレ化
などを身に着けて、少しでも業務を効率よくさばいて、いかに早く帰るかを考えながら仕事をしていた。
その結果、今の会社では社内で最もExcelの関数に詳しい立ち位置になった。
というか、ホワイト企業は業務が詰まっていないので、時短を最優先に考える思考に至らないのか、本当に簡単な関数でも分からないような人が割りといる。
ブラック企業は無理矢理にでも追い込んでくれるので、自分の意識次第では成長しやすい環境だと言える。
※効率化を諦めていた人もたくさんいたので、自分次第ではある。
俺の体験談
効率ワザを駆使して仕事が早くなればなるほど、その分仕事が舞い込んでくるのがブラック企業なので、永遠に定時では帰れなかった。
4.強烈な体験談がネタになる
ブラック企業では、普通の企業ではありえないようなことが日常茶飯事で起きる。
下記は、俺がブラック企業で実際に経験したことである↓
全て今のゆるゆるホワイト企業では考えれれない出来事が日常茶飯事で起きる。特に、「人が辞める」ということに関しては普通で
先週に入社した経理部の人、昨日から来てないらしいよ。
まだ1週間もったからいい方じゃないですか?w
という会話が、違和感なく行われている。
実際に俺が在籍していた約半年間で届いた退職メールは70件ほどだった。
このように、日々の出来事が誰かに話すときのネタになるので、慣れれば面白いとさえ思えてくる。
俺の体験談
「年収1,000万プレイヤーに俺はなる!」と朝礼の場で自己紹介した彼のエピソードは今でも話せば受ける鉄板のネタだ。
5.当たり前のことに感謝できる
ブラック企業は社員のことを全く考えていないため、労働環境は極めて劣悪である。
俺が働いていた会社では
- 有給が勝手に消化されて0になったり
- 入社初日にデクスとPCが用意されてなかったり
- ボーナスが0円になったり
- 退勤前に大量の仕事を振られて終電を逃したり
と社員のことを舐めているとしか思えないような環境であるため、今のホワイト企業に入社して
- 有給が勝手に消化されることはなく
- 入社初日にはデスクとPC、スマホまで用意されていたり
- ボーナスはきちんと支払われて
- 仕事は緊急時以外は定時に上がれるぐらいの量
と、おそらく当たり前の環境なのだが、感謝してもしきれない。
6.小さなことが幸せに感じる
ブラック企業は「人生=仕事」と錯覚してしまうほど、労働時間は長い。
自然とライフワークバランスは崩壊し、残業が100時間を超えてからはプライベートが基本的に消滅し、休息はなくなって人生に楽しみが0となる。
そんな環境が慣れると、
- ただの夕焼けを見ただけなのに異常に感動したり
- 道端に咲くたんぽぽに心を奪われたり
自分が詩人だと錯覚するレベルで、今まで気にもとめなかった景色などに感動を覚えてしまう。
ブラック環境に心が荒んだからこそ、小さな幸せを感じれる。幸せのハードルがびっくりするほど低くなる。
俺の体験談
ブラック企業時代はほとんど休みがなくて遊べなかったので、退勤後の電車の中で変態紳士クラブの「YOKAZE」を聞いてエモくなるのが唯一の癒やしだった。
7.度胸がつく
ブラック企業は、怒鳴る上司が絶対にいる。そんな上司に毎日怒鳴れれるため、少々の怒られ方では動じない”度胸”が身につく。
度胸が身につけば、怒られても落ち込むこともない。
お前何回言うたらわかんねん!!殺すぞ!
何言ってんだこいつ。早く説教おわんねぇかな。
こんなメンタルで望むことができるので、これがいいか悪いかは別にして会社で落ち込むことはほぼ無くなる。
これはゆるいホワイト企業では絶対に身につかないことだ。
8.意外と人がいい
ブラック企業は、ブラック環境で一緒に過ごしている分、同僚間での仲間意識が強くなりいい人が多い。
だからこそ、人間関係が以外に良くて普通に働く分には居心地がいいことが多い。
俺の体験談
俺も当時はしょっちゅう飲みに行ったり、愚痴を言いあったりと、仲良くやっており、とても楽しかったし、いい仲間に恵まれたと思ってるし、いまだに連絡を取っている仲間もいる。
9.理不尽なことに耐えられる
ブラック企業は理不尽の嵐で、筋が通っっていて納得できることなど99%ない。俺は下のような理不尽を経験した。
このような社員ではどうすることもできない理不尽に耐えるしかないので、必然的に理不尽に対しての耐久力がつく。
ホワイト企業に転職した時に多少の理不尽にあったとしても
え、これくらい別によくない??
というメンタルで怒りにまで発展しないことが多い。
良い意味でも悪い意味でも心が広くなり、早々のことでは怒らない人間として成長できる。
俺の体験談
ブラック企業で経験した一番の理不尽は、ミーティングでのセクハラで、俺は男なのでまだ良かったのだが、女性が参加しているミーティングで部長が風俗の話をするなど、犯罪レベルのセクハラが普通になっていた。
10.遊ぶ時間がないからお金が貯まる
ブラック企業で働く社員は、1日のほとんどの時間を会社で過ごしているため、
- 友達と遊ぶ時間
- キャバクラ・風俗に行く時間
- 趣味に使う時間
もなければ、仮に時間をひねり出せたとしても
遊ぶ <<< 寝たい
というように、睡眠欲が圧倒的に勝つ。そうなれば、貯金がどしどし貯まる。
俺の体験談
実際に俺は新卒半年で一人暮らしでありながら、100万円ほどの貯金が貯まった。(その後無職となり散財したが。笑)
ブラック企業は精神と時の部屋
ブラック企業ってヤバい代わりに成長できるってことでいい?
ざっくり言うとそうだな。例えるなら精神と時の部屋だ。
ブラック企業は過酷な労働環境なため、短期間で雑草魂が育まれる。
例えるならドラゴンボールで悟空と悟飯がセルを倒すために修行した精神と時の部屋だ。(ドラゴンボールを知らない人はすまん。笑)
精神と時の部屋は
- 寒暖差が90℃
- 空気が薄い(地上の1/4の薄さ)
- 重力が地球の10倍
- 食料が水と粉しかない
- 1日=1年分の時間
というような過酷な環境で、修行するのにはうってつけなので、短時間で強くなれる。
こんな過酷な精神と時の部屋とブラック企業を比べても全く遜色がない。
精神と時の部屋とブラック企業の比較 | |
精神と時の部屋 | ブラック企業 |
寒暖差が90℃ | 求人票と実際の労働環境の差が180度違う |
空気が薄い(地上の1/4の薄さ) | 残業代が少ない(ほぼ0) |
重力が地球の10倍 | 上司の圧が通常の10倍 |
食料が水と粉しかない | 福利厚生が保険関係しかない |
1日=1年分の時間 | 労働時間が1日8時間→14時間 |
すなわち、ブラック企業=精神と時の部屋なのである。
ブラック企業で基準をバグらせる
精神と時の部屋と同等な環境であるブラック企業で働くと、普通の会社よりも
- 長時間労働である
- とんでもない業務量である
という観点から、3倍以上の密度で働くことができる。だからこそ
基準がバグる→考えがバグる→勝手に成長している
という流れが発生する。
今はセルフブラック企業をしている
俺は今はブラック企業を退職して、定時で帰れるゆるゆるホワイト企業で働いているのだが、基準がバグっているため家に帰ってからも3時間ほど副業に取り組み、セルフブラック企業をしている。
このブログも副業の一部で、始めたばかりなので収益化には至っていないが、これからもセルフブラック企業を続けるため、必ず収益化させる。
このバイタリティは新卒でブラック企業で働かなければ基準がバグることもなかったため、今では後悔はしていない。(しかし、良い選択をしたとも思ってはいない笑)
ブラック企業を抜け出すためには
なんかブラック企業で働きたくなってきたかも、、?
ダメだ。基本的にブラック企業で働いてはいけない。
今までは散々「ブラック企業で働くメリット」について話してきたが、基本的にブラック企業で働くことはオススメしない。
なぜなら、大手のホワイト企業であっても成長できるからだ。
大手ホワイト企業は
- 高倍率の競争を勝ち抜いた高学歴エリートがうじゃうじゃいる
- 書籍の購入補助などの盤石な福利厚生がある
など、周りのレベルも高ければ、自分を磨く福利厚生もたくさんあるため、成長できる環境が整っている。
だからこそ、あえてブラック企業に入るメリットなど1ミリもない。
ブラック企業に慣れれば辞めよう
精神と時の部屋はあくまでも、短期集中で己を鍛える場所だ。
ブラック企業ももちろんそうで、決して5年〜10年いていい場所ではない。
ずっと精神と時の部屋で修行をしていると超サイヤ人の悟空でさえも気が狂ってしまうので、一般の地球人である我ら人間はなおさら耐えられない。
だからこそ、1〜3年働いて基準をバグらせることができれば、サクッと辞めることをおすすめする。
抜け出すためには、転職しかない
ブラック企業から抜け出すためには、転職の一択しかない。
実際に俺は新卒半年でブラック企業を辞めて広告代理店のホワイト企業に転職して、今はさらに転職して年収も上がりゆるゆるホワイト企業に転職して、悠々自適に人生を謳歌している。
仮にあなたが短期離職を繰り返していたとしても、大丈夫。俺も新卒半年で退職して、2年間で2回も転職しているゴミだったが、今は25歳で年収400万円で月残業10時間以内で自分の好きな仕事で働けている。
その具体的な転職方法を下記にまとめているので、
短期離職を繰り返してるけど、ある程度の年収をキープしつつホワイト企業に転職してプライベートを充実させたい。
という方は、ぜひ読んで実行に移してほしい。
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あなたがブラック企業から抜け出せることを願っているぞ。